2018年に開園した自然保育サービス「のびっこ園」は、日高市楡木にて活動している”自然保育”を大切にしている保育施設です。園児たちは、周辺の自然の恵みをいただきながら学び、育ち、生活をしています。
【保育理念】
毎日の生活を大切に
●子どもにふさわしい遊びと労働の経験
(労働が子どもの心とからだを人間らしくたくましく育てる)
注:労働は主に遊びの中での水運びや畑作業です
●生物の進化発展の法則に則った保育環境のもとでの生活やリズム体操
(すべての感覚を活発に働かせ、探求心に満ち溢れて運動し、すべての筋肉・骨格・神経系を使いこなし、あらゆる運動能力を熟達させる)
このような毎日の生活は年齢や子どもの状況に合わせて行い、子どもが能動的に動きまわる生活を基本とします。
この理念を基に、園児たちの心と体の発達に沿った生活環境を整えています。
のびっこ園で大切にしている「自然保育」の「自然」の意味は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、林・森・山・川・木々や土と言った環境的自然。
2つ目は、年齢や子の状況に沿って発達する、子どもの発達的自然です。
環境的自然の中で育つことは、土や水に多く触れることができます。
この時期に皮膚感覚やあらゆる感覚機能が刺激され、その感覚を脳は記憶して行きます。また、自然素材の宝庫である自然環境では、自然素材と共に、少しの道具があれば、遊びは子ども達の集団の中で、また、摸倣によって幾重にも展開して行きます。
2つ目の発達的自然として大切にしているのが、「リズム遊び」です。
リズム遊びは、音楽に合わせて体を動かすものです。リズム遊びは奥が深く、「やっていればよい」というわけではありません。その子1人ひとりの発達を見ながら、「より、その子が人間としての自由を得られるよう」、熟練した保育者によって行われます。
リズム遊びは、0-6歳までに90%が完成する脳の発達を促します。
0-6歳までに発達する脳の機能で一番大事な部分は、人間が人間として生活するために必要な「感覚」であり、この感覚を得る神経系に作用するのが「リズム遊び」です。のびっこ園では、床材に檜を使用していますが、これは、リズム遊びと子ども達が生活をする上でとても重要な素材です。
ケガの防止にもなります。
子ども達は、ピアノの音がなると、身体が自動的に動きます。
小さい子ほど、大きい子たちの摸倣をしながら、遊びとして楽しんで行います。
年長児には、「自分の身体の感覚」を自身で感じ、違和感を感じれば、修正できるよう要求します。年長児の脳は、受けた指示を身体と連携して解決する能力を持っているからです。
のびっこの保育では、この「2つの自然」を基に「人が人間として生きる」ための土台をつくります。
また、のびっこ園で開催する季節ごとのイベントでも子供たちはのびのびと楽しんでいます。
▼のびっこ園へのお問合せと最新情報はfacebookページにて
https://www.facebook.com/nobikko.2018
コメント