お店独自の珈琲をお好みに合わせてブレンドするだけでなく、ロースティングマシーンで焙煎までしてくれるサービス「DRIP YOUR COFFEE」を始めたCAWAZ。珈琲にこだわっているカフェやレストランは全国に多々あっても、自家焙煎までするのはハードルが高い。スペースの問題もあるし、そこまで設備や手間暇をかけられないといった事情がある。
そんな方々にうってつけのサービスというわけだ。
埼玉県は奥秩父の入り口に位置する高麗(こま)エリアは、日本各地によくある里山の田舎ではあるが、35年以上も前からオーガニックフードが根付き、今現在もこの地に質の良い野菜やベジタリアンフードを求めて人々が訪れている。
このエリアでは薪窯でパンを焼き、無農薬や固定種の野菜で料理をすることがごく当たり前になっており、自己探求をしながらスローライフを楽しんでいる人々が多くいる。
今回のDRIP YOUR COFFEEを主催しているCAWAZは、高麗川の清流のほとりにある樹々に囲まれた古民家をベースに地域活性のための活動をしているスタートアップだ。現在はコワーキングスペース、キャンプやテントサウナ等のアクティビティを提供し、地域の人たちだけでなく都内など遠方からもわざわざ訪れては、ゆったりとした時間の流れを味わっている。
お店のニーズに合わせてコーヒー豆のブレンド+焙煎してくれるDRIP YOUR COFFEEとは?
DRIP YOUR COFFEEのターゲットは、ずばり「珈琲にこだわりがあって自家焙煎をしたいがその余裕がない」カフェやレストランだ。美味しいコーヒーをお客様に提供するため豆を厳選しドリップしているのが一般的だ。
生豆から仕入れをして自店舗にマシーンを置いて焙煎するには場所的、経済的なゆとりが必要となってくる。さらに焙煎をする手間暇を考えるとコストアップは免れない。
そこでDRIP YOUR COFFEEの登場である。
①ミーティングでご要望をうかがう。
②ブレンド+焙煎をして試飲をする。
③焙煎の量に応じた見積もりの提出と契約。
④必要なタイミングで焙煎→発送する。
この4つが主なサービスと流れだ。
当然、お店側としても味のこだわりとは別に販売したい価格もあるだろうから、コストに合わせた提案もできる。オーガニックや生産地にこだわったスペシャルティだけでなく価格を抑えて量を重視したコモディティな豆を用意することも可能だ。
ミーティングと試飲は高麗にある焙煎所で行ってもいいし、遠方の方ならオンライン+発送でのやり取りも可能となっている。いずれにしても、自分の珈琲が完成するまでのプロセスがそのままストーリーになって、お店の魅力を引き立たせることになるだろう。
店頭販売用のパッケージデザインにもこだわる。
オリジナルのコーヒーを焙煎するメリットは、お店独自の珈琲豆を販売できること。売上げがアップだけでなくブランディングや宣伝効果も見込めるから一石三鳥のメリットがある。
そして、DRIP YOUR COFFEEはパッケージデザインにもこだわっている。本プロジェクトのメンバーでもあるデザイナーが手がけたもので、シンプルなのにやたらと目を引くデザインでお客さんの満足感を高めている。
これにお店や企業のロゴをて販売用の豆ができあがる。
コンビニでも手軽にコーヒーを飲める今、カフェの再定義を求められている。大量生産+大量消費がベースの資本主義式経済が行き詰まっている現在、都市圏から離れたスローな暮らしがある高麗エリアで焙煎するコーヒーを作る過程の中に、これからの時代をより良く生きる大きなヒントが詰まっている。
このWEBサイトからも問い合わせができるのでお気軽にコンタクトしてください。
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