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パーマカルチャー

「時代の変わり目」パーミーズ高麗の活動レポートvol.5 2021年秋

パーミーズ高麗の活動レポート、しばらくサボってしまいました。その間、世間ではあいも変わらず目には見えないウイルスによって人々は右往左往しているわけですが、パーミーズの面々はそんな騒動を横目で見もせず(つまり僕らのフィールドにはパンデミックなど存在しない)畑を耕し、作物を収穫しては料理して食べる、、そんな日々を過ごしておりました。

この記事を書いているのは2022年4月ですが、今回の記事は2021年9月〜2022年2月までの活動のレポートです。親分の遠藤さん(ヒマラヤン・マテリアル主催)によってデザインされた巾着田の畑は活動2年目が過ぎてかなり充実してきました。

パーミーズ高麗活動レポート2021秋

元々は荒地だった巾着田なのでスタートした2020年4月の時点から比較すると、飛躍的に土の質が改良されました。これも巾着田内にある佐島牧場の馬たちの堆肥のおかげなんですが、今手元にあるものを循環させることで新しい価値を作り出すパーマカルチャーならではの結果です。

それをデザインしたのも親分遠藤さん。

パーミーズ高麗の親分遠藤さん

遠藤さんはネパールの山岳地帯と日本を行き来しながらヒマラヤン・マテリアルという衣類、小物のブランドを主催。ヒマラヤのヘンプ(大麻)で作られた商品は環境に良いだけでなく身体にも優しいプロダクトで、ネットや地元のマーケットだけでなく日本各地のショップで買うことができます。

僕もヒマラヤンマテリアルのキャップやバックパックを使っています。

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2021年秋の収穫は、土壌の改良によって2020年より量も種類も豊富となりました。

ただ、8月のお盆時期に降った集中的な雨によってトマトがやられてしまいました。トマト好きな僕(@ka_zz)にとっては残念でなりませんが、その分芋類が豊作で特に里芋は驚くほどたくさん実りました。

またこの時期、例年なら大きな台風がいくつかやってきますが2021年は少ない年となりました。

10月は秋野菜と田んぼチーム(パーミーズとは別の地域の農コミュニティ)による稲の収穫です。

田んぼチームの親分ゆみさんはパーミーズの畑を地主さんから借りてくれておりまして、昔でいうなら僕らは小作人で、ゆみさんは地主さんから土地を借りている小作人の親分的存在です。ゆみさんは自然農によって美味しい野菜と穀類をたくさん育てており、ほぼ自給自足に近い暮らしをしていて地域で尊敬する大人(マスター)のひとりです。

この年の米の収穫が例年よりも少なかった理由は定かではありません。僕も脱穀作業に参加をさせてもらいましたが、確かに米が入っていない籾が沢山ありました。もしかしたら鳥に食べられてしまったのかもしれませんが、それをまったく氣しない心が大きい大親分のゆみさんでした。

稲刈りが終わった後は恒例となった森の秘密基地での収穫祭です。

今年のメニューはかぼちゃのカレーで、南インド帰りのラニーちゃんと陶芸家のじゅんこさんたち女性人が薪窯で料理してくれました。

収穫したばかりの野菜と去年収穫のお米で作ったカレーは何よりのご馳走です。たくさん食べてみんな大満足。太陽と大地の恵みを存分に味わった2021年の収穫祭でした。

秋と言えば、高麗がある日高市周辺は栗の名産地ということで栗拾いもやりました。

それから豊作だったかぼちゃをつかってコロッケを揚げてイマココのパンでバーガーにして食べたり、ヨルダンから移住してきたサーメルが畑でファラフェルを作ってくれたり、食欲の秋を大満喫。

収穫した稲の脱穀作業となりました。90年前の足踏み式唐箕(とうみ→脱穀をするための機械)が今年も大活躍。ついでに大豆の脱穀作業もやりました。大豆の脱穀はとても手間がかかる作業で毎年苦戦していますが、畑の大先輩たちとおしゃべり&手際のよい作業ぶりに感心しながら楽しい仕事となりました。

そんなわけで、このままつづいてパーミーズの冬をお届けします。

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2018年夏、高麗に移住。職業はWebディレクター。集客型ホームページの制作と運営サポート、複数のWebメディアを主催。2010年、旅をした南インドで大聖者サティア・サイババに会ったことがキッカケで劇的な変化が人生に訪れ、ライトワーカーとして活動することを決意。パーミーズに所属し、虫嫌いではあるがフィールドで活動している。早朝ジョギングと瞑想とインド旅が趣味である。

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