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「パーミーズの畑で料理する採れたて野菜のビリヤニ」高麗美味いモノ図鑑 vol. 10

パーマカルチャーを実践しながら学ぶ場として、ヒマラヤン・マテリアルの遠藤さん主催で2020年4月にスタートした「パーミーズ高麗」。パンデミックで世界が混乱するなか、巾着田を主なフィールドとして地域の有志が集まりました。

畑を耕し野菜を育て、キッチンガーデンと称して土と石でカマドを作っては廃材を燃やし、収穫をしたばかりの野菜を使って料理をしては、作業で疲れた身体を癒していたのでした。特に人気のメニューがインド式炊き込みご飯のビリヤニで、わりと簡単に作れることもあり、定番料理となったのです。いちばん最初は2023年10月、遠藤さん家の近くにある空き地でのことでした。

竹のなかに米と野菜とスパイス、その他調味料を入れて、薪を燃やして炊き込んだわけですが、思いのほか美味しく出来上がり、そこから時々、ビリヤニを作るようになったのです。

巾着田の畑で採れた野菜たち

インドから移住してきた者や、インドへ旅する者が多く集まったこともあり、こだわりのビリヤニが作られ、その評判はテレビの制作会社にも伝わり、2020年には松岡修造さんが巾着田の畑に来てくれて「くいしん坊万歳!」を撮影したこともありました。

朝から準備が大変でしたが撮影は大成功。その日、もうひと現場で同番組のロケがあったにも関わらず、よほど美味しかったようでビリヤニを完食してくれたほどです。

畑にこしらえたカマドでビリヤニを作ります

最近では都内とかにビリヤニ専門店が増えてきましたが、採りたての無農薬野菜で作るパーミーズのビリヤニには敵わないでしょう。大きな鍋で作りますから、お腹いっぱい食べることができます。

巾着田で収穫した米で作ることもあれば、インドの米で作るときもあり、季節によって収穫できる野菜も違いますから、四季を通じていろいろなベジビリヤニを楽しむことができるのです。

パーミーズは紹介制でメンバーに加入することができますが下記の条件があります。

①がっつり畑で働いて汗を流すこと
②ベジタリアンに理解があること(畑の料理はヴィーガンのみ)
③くいしん坊であること

となります。

環境に配慮しながら、次世代の豊かさを探求しているパーミーズの活動はますます進化していきます。

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