パーマカルチャーを実践しながら学ぶパーミーズ高麗がスタートした2020年は、目には見えない微生物によって世界中が大混乱し、僕たちの社会と暮らしは、大きく変化しました。
幽霊を怖い、と思うまったく同じ心理によって、人々はウイルス感染を恐れながら生活をするようになったのです。コンビニ、スーパー、電車、カフェ、学校、空港、観光地・・ありとあらゆる場所に無知と恐怖がはびこり、こんな騒動もいつかは終わるだろう、という希望を胸に日々を過ごしているのでした。
ところでいっぽうパーミーズ高麗の活動は、というと・・
今までとまったく変わらず、ノーマルそのもの。
Go Green Go Farm で暮らした2020年を写真で振り返ります。
ビリヤニから始まったパーミーズ高麗の活動。
2019年10月中旬、玄蔵という蕎麦屋で遅いランチを終えた僕が、道の反対側から自転車でやってきた遠藤さんとバッタリ遭遇。当時、まだほとんど面識がなかった僕に「今度、野原でビリヤニでも作ろうよ」と声をかけてくれたのでした。
翌月、それは実現します。
遠藤さんの自宅近くにある秘密基地に集合した僕たち(遠藤さん、僕、近所の子供たち)は、この場所にアースオーブンを作ったのです。
この日の作業が終わると、待ちに待ったビリヤニ作りをしました。
これがパーミーズの原型となった活動です。
パーマカルチャーという言葉すら知らなかった僕は、遠藤さんが魔法のように土と石だけで作るアースオーブンとビリヤニによって、その面白さと奥深さを知ったのでした。
この時のベジビリヤニの美味しさは今でもリアルに覚えています。
「食べる」ことが活動の中心になり、食べることからパーマカルチャーを学ぶコンセプトは、この時すでに確立されていたのでした。
2020年2月巾着田で本格的に活動が始まる。
パーミーズ高麗の活動は基本的にフィールドです。
最初の秘密基地、巾着田、万蔵寺、森の秘密基地、そして来年からもうひとつ畑が加わります。
この写真は、巾着田で初めて畑作業をした後に作った雑穀米とカレーです。
当時はまだアースストーブ(土と石だけで作ったカマド)がなく、地面に薪と石で即席カマドを作って調理していました。
廃材を燃やしてカレーを煮込んだり、食べるための器を竹で作ったりしながら、自然界からの恵みを無駄なく使うことを学んだのでした。
パーミーズ高麗は5〜6人から始まり、週に2回ほどフィールドで活動。
あーパーミーズ高麗のアイコン的存在になっているのが、土と石だけで畑にこしらえたアースストーブです。4月中旬・・遠藤さん、僕、近所の子供の三人で初号機を作りました。
実は、アースストーブの零号機があったのですが、諸事情によって土に還りました。パーマカルチャーの真髄は”自然界との循環”にあります。
人間の活動によって生み出されたモノはさっさと土に還す。
そもそも”ゴミ”という概念が自然界にはないのです。
すべての存在が相互に依存し合って、すべての存在が役に立っているのですから。
アースストーブ初号機が完成したその週末、初めてのクッキングはみんなが大好きなビリヤニです。調理と並行して、遠藤さんがアースストーブの弍号機を作りました。
家庭のキッチンに例えれば2口コンロの完成です。
米を焚きながら、同時にカレーも作れるようになったのですから、フィールドの台所と言っても過言ではありません。
収穫したばかりの野菜をその場で調理、さらには手に届く範囲にハーブなど食材になる野菜を育てて、キッチンガーデンとして充実させていくことになります。
▼パーミーズ活動レポートvol.2 夏につづく
2020年の活動まとめvol.1春「よく食べてよく耕したパーミーズ高麗」
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