パーミーズ高麗の畑で育てた高黍(たかきび)を収穫したのは、夏の終わりの頃でした。
乾燥させて脱穀して、さてさてどんな料理を作ろうか?
ハンバーグを作ってパンにサンドしてハンバーガーにしよう!ということになりました。秋もすっかり深まった11月中旬、森の秘密基地で、食いしん坊の集まりパーミーズ高麗らしい、野菜たっぷりのヴィーガンバーガーを作って食べてみました。
高黍(たかきび)のハンバーグ作りは思いのほか大変
そもそも高黍(たかきび)ってなんだよ?って調べてみると、”モロコシ”とも言いましてイネ科に属する一年草の穀類です。海外ではコーリャン、ソルガムと呼ばれていて日本へ伝来したのが14世紀頃だそう。
食物繊維やマグネシウム、鉄分を多く含んでいて美肌効果が高く栄養も満点。
そんな高黍は、食べるのは簡単、しかし作るのはウルトラ大変であることを今回学びました。脱穀はパーミーズの親分遠藤さん、ゆみさん、淳子さん、そしてラニーちゃんがやってくれました。ラニーちゃん曰く、高黍の脱穀は修行である・・と言うことで、とにかく手間暇がかかったそうです。
ハンバーグにするためには圧力鍋で煮て柔らかくする必要があって、それも大変だったみたい。
どうせ作るなら美味しいベジバーガーを!と気合を入れて前日から仕込みの開始。
今回のバーガーはソースが2種類、豆乳マヨネーズと大豆ミートのトマトソース。
▼豆乳マヨは、敬愛するオランダ在住の料理家Megさんのレシピを使わせてもらいました。
https://oceans-nadia.com/user/89810/recipe/214382
2019年には、わざわざオランダから高麗まで遊びに来てくれたMegさん。吉祥寺のDevaDevaCafeの元オーナーシェフで、日本を代表するヴィーガン料理家です。
現在は、世界を舞台にして活躍しています。
大豆ミートのトマトソースは、モスバーガーのミートソースのイメージで、淡白なベジパティをリッチな味わいにしてくれるのです。作り方は簡単で、基本のトマトソースに大豆ミート(ミンチタイプ)と甜菜糖を入れてル・クルーゼでグツグツ煮込んで出来上がり。
そんなに手をかけないのに美味しいソースで、パスタやラザニアにも使えます。
用意するもの(紙パックのダイストマト・玉ねぎ・塩・ニンニク・オリーブ油・醤油・ローレル)
❶スライスしたニンニクを弱火でじっくり炒める(5〜6分)
❷フライパンで玉ねぎのみじん切りをよく炒める(❶とは別のフライパン)
❸鍋にダイストマトとローレル1枚と炒めた玉ねぎを入れて煮込む
❹塩で味を整えて隠し味の醤油を入れる
❺炒めたにんにくオイルを❹に加えてよく混ぜる
❻味見して塩加減を調整して完成!
上記の基本のトマトソースに大豆ミートのミンチタイプを入れて、トマトケチャップか、ない場合は甜菜糖を入れてよく煮込めば大豆ミートソースの完成です!
甘みはお好みに応じてケチャップor甜菜糖で調整します。
▼大豆ミートのミンチタイプはいろんな料理に使えておすすめです。
▼我が家で使っている紙パック入りのダイストマト
バンズは、皆さんおなじみのイマココで特注しました。
▼薪窯焼きパン「イマココ」のインスタで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/imakokopan/
いつもわがままを聞いてくれるみきお君、みっちゃんありがとう。
完成したヴィーガン高黍バーガーに、ゆみさんが差し入れしてくれた薩摩芋のローストに塩をふって、畑で野草化しているクレソン、きのこ、ten・senの奈良くんが差し入れてくれたグラノーラと激ウマな柿ジャムを、ワンプレートで盛り付けです。
この日は平日にもかかわらず10人が集まりました。
パーミーズの面々はどれだけ自由なんでしょうか、笑。
▼奈良くんのオーガニック&ナチュラルグラノーラten・sen
https://komagine.com/679/
この日は田んぼで収穫したお米たちの脱穀作業もあり、皆さん腹ぺこ状態。
盛り盛りのトッピングで分厚くなったベジバーガーを頬張りました。
みんな完食して大満足です!
畑仕事も大事ですが、食べることをさらに大事にしているのがパーミーズ高麗です。
食べ終えたあとは、移動して柿の収穫です。
竹を細工して作った柿もぎ器で、高い枝に実った柿を取るわけですが、失敗すると落下します。落ちてくるのを待ち構えてキャッチするわけですが、失敗すると地面に落下して割れてしまいます。
割れた柿は奈良くんが美味しいジャムにして、またみんなにシェアしてくれる・・
そんな豊かな循環をクリエイトできてしまう皆さん、とても素晴らしいです。
▼超おすすめのヴィーガンチーズのレシピ本
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